銀座三越が「プラチナモール」で館内案内をデジタル化 11ヶ国語対応で世界中のお客様をサポート
デジタル化で多言語の経路案内を実現、人的リソースを真のおもてなしへ
ボールドライト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮本章弘、以下、ボールドライト)が提供するデジタルマップ・プラットフォーム「プラチナモール」を利用して作成された、銀座三越のデジタルフロアマップが2025年3月1日より公開されました。銀座三越はすべての来店客に向けて、案内の効率化と買い物の満足度向上を同時に実現するため、スマートフォンやデジタルサイネージで検索、店舗情報表示、経路案内までが簡単にできるデジタルフロアマップを導入しました。
銀座三越、デジタル化で案内業務をよりスマートに
銀座三越には、国籍や年齢を問わず世界中から幅広い顧客が日々来店しています。近年は、「アートアクアリウム美術館 GINZA」や「免税カウンター」、「ロッカー」等の館内施設に対する経路の問い合わせに対し、多言語での案内業務が増加するとともに、2棟に分かれた館内構造により、口頭でのご案内が難しいという課題がありました。
案内の効率化と満足度向上を同時に実現するため、来店客自身がスマートフォンやサイネージから簡単に確認できるよう、多言語対応のデジタルマップを「プラチナモール」で構築し、公開。

サイネージやスマートフォンからも利用できるデジタルマップを導入
多言語のデジタルフロアマップで変わる、来店客の動き
(1) 自動翻訳機能による自然な多言語で案内

従来、店舗名等の固有名詞は正確な機械翻訳が困難でしたが、翻訳用語集と自動翻訳機能の併用で、自然な多言語による案内を実現させました。国籍を問わずすべての来店客が自身のスマートフォンで表示したデジタルマップ上で簡単に行きたい店舗や欲しい商品を検索できるため、従来のようにスタッフに店舗の場所や道順を聞かなくとも、迷わず館内を巡れるようになりました。
(2) 屋内でも地図アプリのような経路案内

銀座三越は地下3階から12階とフロアが多く、2つの棟に分かれた館内構造となっています。そのため、従来の紙マップやPDFでは、マップの拡大縮小や店舗詳細の確認が難しく、口頭での経路案内が困難でした。
今回の「プラチナモール」導入により、膨大な館内情報と館内構造をデジタルマップ化。バリアフリールートを含む経路検索を可能にしました。来店客はスマートフォンやサイネージ、店舗内に設置されたQRコードから目的地への最適なルートを確認でき、迷わずより快適な買い物ができるようになります。
(3) デジタルサイネージからスマートフォンへの利用誘導

来店客の出入りが最も多いライオン口にデジタルサイネージを設置
本館1階ライオン口に、デジタルマップを表示する2台のデジタルサイネージを設置。お客様からお問い合わせの多いスポットはサイネージに常時表示する仕組みとなっています。目的地をタッチして表示されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、現在地からの経路案内が表示されるため、来店客自身のスマートフォンで目的地への経路を確認できるようになり、よりスムーズな館内移動が可能となりました。

各出入り口やエスカレーター横にもデジタルマップに遷移するQRコードを設置
QRコードを読み取ると現在地が表示され、来店客は館内での自身の位置を容易に把握できる
プラチナモール」で商業施設のDX化を推進
銀座三越では今回のデジタルマップの導入により、海外からの来店客を含む幅広い層に利便性を提供するとともに、一部案内所の無人化を実現しました。今後もデジタル化による案内業務の効率化とサービスの質向上に向けた取り組みを進めていきます。 「プラチナモール」は百貨店をはじめ、ショッピングモール、スタジアム・アリーナ、空港、イベント・展示会など多様な商業施設や会場で導入が進んでいます。ボールドライトは、このデジタルマップ・ソリューションをさらに幅広い商業施設へ展開していくことで、施設DXの加速を支援してまいります。
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